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オフィスの床を貼り替えるタイミングと床材選びのポイント・注意点を解説

こんにちは。床診断士のゆかりです。

時代の流れや生活環境の変化により、働き方が変わってきている昨今。それに伴い、オフィスの在り方も変化しています。
オフィスの床材も「古くなったから貼り替える」だけでなく「働きやすい環境を作るために貼り替える」という流れに変わってきており、より快適な労働環境を実現するオフィスづくりの一環として、早めに貼り替えを進めていきたいですよね。

そこで今回は、オフィスの床リフォームについて、床材選びのコツや貼り替えのタイミングなど気になるポイントをまとめて解説します。

オフィスに使用される主な床材

実際のオフィスではどのような床材が使われているのでしょうか。その種類と特徴をみてみましょう。

・カーペットタイル
・ビニル床タイル
・置敷きタイル

カーペットタイル

50cm四方や25cm×100cmの長方形サイズが一般的で、1枚ずつ敷くことができるカーペットタイル。

色やデザインが豊富で、オフィスのイメージにあわせて選ぶことができます。正方形のものが主流ですが、長方形や六角形なども選ぶことができます。

特徴

・施工しやすい
・色やデザインが豊富
・土足に耐えられる丈夫さ
・静音性に優れている
・消臭や汚れがつきにくいといった機能性のある製品もある

オフィスはもちろん、静かな環境を保ちたいホテルや医療福祉施設にも用いられています。

ビニル床タイル

プラスチック樹脂を原材料とするビニル床タイル。

カーペットタイル同様、様々な色やデザインの中から選ぶことができ、木目や大理石調など本物さながらの質感が魅力です。

特徴

・傷や汚れに強い
・お手入れしやすい
・リアルな木材や石材に比べると低コストながら高級感のある空間に
・抗菌性など機能性のある製品も選ぶことができる

石材ほど耐久性は高くないものの、幅広くデザインを選ぶことができて耐久性も高いため、廊下や執務室など場所を選ばず使用できます。

置敷きタイル

強力な接着剤で固定するのではなく、施工が比較的容易で貼り替えにも対応できる置敷きタイル。

特徴

・二重床のオフィスでも容易に施工できる
・施工が容易なため、貼り替えや現状復帰の手間が少なくてすむ
・場合によっては部分的な貼り替えも可能

オフィスの床材を貼り替える場合、工事の期間はなるべく短くしたいもの。置敷きタイルは施工の手軽さがメリットで部分的に工事を進めることができるため、改修時の利用者への負担を低減できます。

オフィスの床材を選ぶ4つのポイント

では、オフィス改修に使用される床材を選ぶポイントをご紹介します。

色やデザイン

床材は、オフィスの印象を大きく左右します。グレーやベージュなどのカラーが主流ですが、今はネイビーやグリーンなど様々な色が使われることが増えてきました。

会社の顔としてお客様にどのような印象を与えるかを考えつつ、さらにそこで働く人が快適に過ごせるような色を選ぶことが大切です。様々な色を組み合わせて、オリジナルのデザインを考えてみても素敵ですね。

使用頻度と用途

用途にあわせて、床材を選びましょう。例えば、エントランスは通行量が多ければ耐久性の高いビニル床タイルを選ぶ、比較的少なければカーペットタイルで上質感を演出する、といった選び方がおすすめです。

使用する機材に合う素材

パソコンやコピー機、電話など事務作業の自動化に欠かせない機材を主に設置する部屋は配線でごちゃごちゃしがちです。その場合、通常の床ではなく配線を床下に収めることができるOAフロア(二重構造の床)がおすすめです。

見た目や作業効率に影響を及ぼすため、床材の張り替えを機に新たに導入するのも良いでしょう。

メンテナンスしやすいかどうか

汚れやすいオフィスの床をきれいに保つためには、メンテナンスしやすいかどうかが重要です。汚れがつきにくく、モップや粘着クリーナーで掃除しやすいものを選びましょう。防汚性、防水性の高い素材がおすすめです。

オフィスの床を貼り替えるタイミングは?

劣化やその他トラブルなど、床の状態を把握しておくことも重要です。 適切なタイミングで床の貼り替えができるように、貼り替え時期の目安となる床の状態についてもおさえておきましょう。

例えば、以下の症状などは床材の貼り替え検討のタイミングです。

カーペットタイルの場合

・パイルのへたり
・擦り切れ
・家具や什器の跡
・色褪せ(日焼け)

人の出入りが多い場所やデスク回りでは、椅子のキャスターなどによる摩耗、家具や什器の重みによる凹み、直射日光による色褪せなどが起こりやすくなります。
放置すると歩行感が低下するだけでなく、見た目にも影響を及ぼします。

タイルの場合

・剥がれ
・摩耗
・割れ

椅子についているキャスターや、在庫管理スペースを往来する台車など、重いものを同じ場所で動かし続けるような負荷がかかると、床材の表面が剥がれたり浮きやひび割れが発生することがあります。見た目の印象に影響を及ぼすことはもちろん、歩行感の低下や怪我につながる恐れもあります。

ごくわずかなダメージなら補修できる場合もありますが、範囲が広がっている場合は貼り替えを検討しましょう。

その他

・除去不能の汚れ
・変色
・カビ
・異臭

オフィスの入口など人通りの多い場所では摩擦による傷が生じやすく、タイル表面に傷がついた場合、汚れがたまりやすくなります。日々の清掃や専用洗剤などでも落としきれない汚れが目立ち始めたら、貼り替えのタイミングです。

コーヒーなどの色素が床に付着した場合も要注意です。目地や繊維に入り込んだ汚れは日々の清掃で落としきるのは難しく、時間が経つと更に落としにくくなってしまいます。

また、ここ最近増えているトラブルが消毒液による白化です。白化の多くはアルコールの成分がワックスに反応していることが原因で、床材自体の劣化ではないケースもあります。

オフィスの床を貼り替えるなら三星会にご相談ください

オフィスの床材貼り替えのタイミングについて解説しました。

床は働く人のモチベーションや来客者が抱く印象を大きく左右する場所だからこそ、きれいな状態を保ちたいもの。タイミングが来たら、専門業者に貼り替えを依頼しましょう。

オフィスの床の状態が気になる方は、まずは床を熟知した床診断士へ相談するのがおすすめです。厚生労働大臣認定資格である床診断士は、床の改修工事に必要な知識を有する床リフォームのスペシャリストです。

床の状態を調査し、お客様の予算や希望工事期間など総合的に診断した上で、最適な床材と施工範囲を提案させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。

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